我々にとって近いところで言うと、給食施設がそうですね。学校の生徒たちや、施設の老人たちが、その人たちに合った栄養をキチンと摂れるような献立、メニューを考えています。栄養士の多くは、そういった給食施設で働いています。
また、栄養士の仕事で、今後ますます需要が増えるであろうものが、「栄養指導」や「栄養相談」です。
我々の住む日本の大半の国民は、食べ物に困っているということはありません。家に帰って冷蔵庫を開ければ何かが入っている。ちょっと外へ出ればコンビニがある。自動販売機もある。これほど食べ物に困らない国は、そうありません。ですが、逆に食べ物に困らなさ過ぎて、栄養に関する問題が起こります。
「生活習慣病」というやつです。これに属する病気と言えば、糖尿病、脳卒中、高血圧などですね。これらは、以前は「成人病」と言われるものでしたが、偏食、食べ過ぎなどによって、子どもの患者が増えていることを受け、年齢が原因ではなく、生活習慣が問題であるということで「生活習慣病」となりました。
栄養士にとっては頭の痛いことですねぇ。
「食べ過ぎ」がダメなら、もちろん「食べなさ過ぎ」もダメですね。こんなに食べ物に恵まれている国に住んでいるにもかかわらず、「ダイエット」という悪しき(?)流行に女性が流されているという現状があります。栄養をしっかり摂って、大食を控えるというものではなく、食べるのを我慢するなどという無茶なダイエットをしている人もたくさんいます。間違ったダイエット法を行なうことで、栄養を摂らずに健康を損ねるばかりか、拒食症に陥るという最悪の事態も考えられます。
また、「食物アレルギー」の子どもたちが増加していることなど、栄養士の悩みは底なしです。
栄養士は、「食」に関しての正しい専門知識を持つので、これらの諸問題に対しての一層の活躍が期待され、栄養士に対する需要は増えています。
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